いよいよ、地元の新潟編です。新潟の観光ってなんだろう・・・?
他県に比べると観光アピールが下手だなぁ、と常々思っています。
それでも、実際に行ってみてよかった場所などを、ちょっとご紹介します。
まず新潟県は、大きく4つの地方から成っています。
「上越」・「中越」・「下越」・「佐渡/粟島(離島)」地方です。
政令市の新潟は「下越」になります。新潟をあまりご存じでない方は、迷います。
地図の上(北)側が「下越」で、下(西)側が「上越」だからです。
なぜ、そんな名前なのかというと、都(みやこ)が ”京都” だった時代に命名されたため、京都に近い方が「上」なのです。
同じ理由で「越前」・「越中」・「越後」があり、我らが新潟は京都から遠いので「越後」なのです。
・・・すみません、うんちくが長くなってしまいました。(^^;
■中越地方■
新潟県の中央部です。
冒頭の写真「長岡の大花火大会」は、多分そこそこ知名度があると思います。
何度見ても、感激・感動します。
今年は残念ながら開催しませんが、また開催したら是非行きたいです。
中越は豪雪地帯でもあります。
雪の多い年は、4~5メートルとか積もります。スキー場が多い地方ですね。
ユーミンさん世代だと、苗場(なえば)スキー場なんてご存じの方がいらっしゃるかもしれません。
フジロックフェスティバルの聖地です!
魚市場が有名な「寺泊(てらどまり)」です。
漁港が近くにあるので、新鮮な魚介類が年中手に入ります。
夏場は観光客が多く、関東・関西方面などからも、沢山の観光バスが押し寄せてきます。
カニも沢山あります。新潟で上がるのは「ズワイガニ」がメインです。
かさぼぅの大好物の一つです。
福島県寄りの山間部にあるダムです。遊覧船にも乗れます。
初夏の緑と秋の紅葉が、なかなか良い感じの場所です。
車で行くと、すごーく長いトンネルを通ります。
あまりにも雪深いので冬季は閉鎖され、ゴールデンウィーク頃になると開通し、春スキーが楽しめる地域でもあります。
■上越地方■
今度は、長野県堺の「津南町」です。ひまわり畑が有名です。
ひまわりは背が高いので、ひまわりの迷路などがあり、多くの親子連れが訪れる場所です。
近くには泉質のいい温泉などもあります。
十日町地区にある、「美人林」と、その中にある池です。
ブナがメインの林です。明るい場所だと、緑一色になります。
幹の整い方や、高さが似通っていることで見た目が良く「美人林」となったようです。
柏崎市の中心部にある「閻魔(えんま)堂」の周辺を、全国各地から集まった500以上の露店が埋め尽くす、昔からのお祭り「えんま市」です。
私が子供の頃からありましたが、そんなものではなく、200年余り続いている市です。起源は「馬市」だったようです。
新潟3大高市(たかまち)の一つでもあります。
例年は、ちょうど6月中旬なのですが、残念ながら、こちらも今年は中止でした。
■佐渡地方■
新潟には、「佐渡ヶ島」と「粟島(あわしま)」の2島があります。
どちらも、船での往来が可能です。
佐渡ヶ島は観光地もいくつかあり、島民も多いので船の往来が頻繁です。(主要航路は、新潟港←→両津港)
写真は、主要航路を往来するカーフェリーで、人の他に車(トラック・バスもOK)や物資輸送の要です。
このほかに、ジェットフォイルという高速船もあります。
佐渡も漁業が盛んです。冬には、有名な「寒ブリ」が上がります。
有名な蔵元(日本酒の酒造会社)も複数あり、冬に地物の魚を食べながら地酒で一杯やるのは、結構贅沢な気分です。
佐渡ヶ島の左下の方にある「小木」地区です。
こちらにも、直江津と結ぶ航路があります。
佐渡金山が栄えてた17世紀から、北前船の寄港地であった「小木」地区の入り江に集まった集落です。木造の建屋が密集しています。
時の流れが止まった(もしくは大昔に戻った)ような感覚になります。
■下越地方■
やっと下越まで来ました。
一般的な鉄道好きの方から、ファン・マニア・オタク・フェ〇まで、幅広い人気を誇る「SL:蒸気機関車」です。
基本的には、新津駅(新潟市)から会津若松までの磐越西線内での運行ですが、たまに別な路線に出没します。
この歳で、現役で動くSLに乗れるとは思いませんでしたね。
生で見ると、めちゃくちゃカッコいいです。
(恰好良いではなく、カッコいい!です)
新潟市内の有名水族館です。
ちなみに、新潟県内には3つの水族館があります。(多分)
規模はここが一番大きいです。
イルカショーは県外でも見たことありますが、すごい生物(いきもの)ですよね。
そのショーを教えるトレーナー(いきもの係?)も、凄いよなぁ。
新潟市は北区にある、福島潟(ふくしまがた)です。 潟=湖みたいなものです。
その周辺に群生?する、菜の花です。
シーズン中は多くの人でにぎわいます。(今年は別ですが)
天候が良ければ、お散歩にも最適な場所です。
最後は、村上市から山形県へと向かう羽越本線の車窓から見た「笹川流れ」の風景です。日本海では珍しい透明度の高い海です。
ただ冬は荒波なので、海岸線の岩場は浸食し、面白い形の岩なども沢山あります。
このような景色が10㎞ほど続きます。
夏の夕日なんかも、絶景ですよ! 本当に感動します!!
今回は、かなり長文になってしまいました。
最後まで見て下さった皆様、ありがとうございました。
新潟にも、魅力的な場所があったでしょうか。
私的には観光地云々よりも、もっとシンプルに、
「米・酒・魚・田舎(・ラーメン)」
の聖地で名を売れば良いと思っています。
現にそれくらいしか、県外の皆様へお勧めできるものなどないのではないかと。
とは言え、今回の投稿が少しでも新潟観光案内のお役に立てれば幸いです。(^O^)/