山形はお隣の県です。
新潟から日本海側で青森方面に移動する時、昭和期であれば沢山の特急列車が往来しており利便性もよかったのですが、上越新幹線開業後は新潟以北の鉄道移動は、正直なところとても利便性が良いとは言えません。
それでもJR管轄の路線なので、青春18きっぷでの移動としては、とても恵まれていると言えます(今や18きっぷで北陸方面に行くことはなくなりました)。
しかも、新潟北端の特急停車駅である「村上」から、山形庄内地区の主要駅「酒田」間において、普通列車は”気動車”のみの運行なので、旅情的な意味でも大好きな路線の一つです。
酒田駅には、観光用の無料のレンチャリ(レンタサイクル)があります。
バス路線の理解は素人には難しいですし、タクシーに乗るほどセレブでもない。且つ限られた時間で色々巡るには、なんといってもチャリが最高です(天気が良いことが前提)。
酒田駅からチャリで10~15分程のところに、「相馬楼」があります。
江戸時代からの料亭「相馬屋」が、平成12年より、相馬樓酒田舞娘のけいこ場として使用されおり、有料(入館料込で1.000円程度)ですが一般人も「酒田舞娘」の踊りを間近で鑑賞できる、素晴らしい施設です。
演舞の後は、記念撮影も可能です。
ここには載せませんが、舞娘さんと一緒に撮らせてもらった写真もあります。
芸鼓・芸者・踊り子・舞子・舞娘・・・。
日本文化である「着物」と「舞踊」の融合は、観るものを素直に感動させます。
次なる訪問先は、山居倉庫です。
港町「酒田」で北前船が往来していた頃から、お米の貯蔵庫として使用されていた、木造倉庫群です。
いや、観光名所にはなっていますが、実は今でも使われている、現役の倉庫です!
次の訪問先は「旧本間邸」です。
1760年代に建造された、いわゆる「武家屋敷」ですね。
建物の美しさもさることながら、庭も綺麗に整備されていて、なかなかの見応え&満足度です。
他にも、庄内地方伝統の「吊るし雛」を間近で見ることのできる「山王くらぶ」も訪問しました。
地方文化って、特色があってイイですよね。
思わず、お土産用の全長30㎝ほどの吊るし雛を、自分のお土産として購入しました。
帰りは、羽越線きっての観光列車で快速種別の「きらきらうえつ」です。
いつの間にか、この名列車も引退してしまいましたね。(べース車両は485系)
18きっぱーとして、東北方面との往来時に、有効活用していました。
地酒飲み比べセット(地酒3種+おつまみ付き)です。
日本海は「笹川流れの」絶景を堪能しながら、車内で一杯(いや三杯?)できるのは、最高に贅沢な時間でしたね。
(おつまみは、村上名物「鮭の焼き付け」です。これまた激ウマ!)