皆さん、こんばんは。おはようございます。こんにちは。
かさぼぅです。
さて、本日の風景「新潟散歩」シリーズですが、新潟市は中央区の「鳥屋野潟(とやのがた)」の風景をお届けしたいと思います。
越後平野で最大の「潟(かた)」です。
潟=「外海と分離してできた湖や沼」との定義らしいのですが、海からは少し離れていて海水の流入は無いので、「湖」という方が適切な気がしますが、それほど大きくもなく、池沼の部類に属するために「潟」と呼ばれているのでしょう。
大きいのか小さいのか良く分かりませんが、湖ではなく「潟」です。
鳥屋野地区にある「潟」なので、鳥屋野潟(とやのがた)という名称です。
それでも、この潟を早足でウォーキングすると2時間位かかるので、外周は10キロ程度あるのかな?
「中央区」なので意外と街中にあり、新潟駅の南口から、徒歩20分位でたどり着けます。(バスでも初乗り運賃の210円エリア)
あ、ちなみに新潟のバスは「Suica」が使えますよ。(交通系ICがOKなので、もちろんICOCA・PASMO等も使えます!)
でも、なぜか周辺を散歩する時は、皆「湖畔」と言います。不思議ですねぇ。
その昔は、この周辺に遊園地があり「鳥屋野レイクランド」と名乗っていたので、住民としては「湖」の認識の様です。まぁ、淡水ですしね。(笑
湖畔を散歩してると、作業をしている人たちが居るようです。
こんにちはー。お疲さまでーす!
ん??
「節子、あかん。これ人や無い」(^▽^;
木とワラの蓑(みの:昔の雨具)と笠で作られた、農民のレプリカですね。
しかし、良く出来ています。この辺は街灯が少ないので、夜に見たら怖いかもですね。(w
そして更に、湖畔を散歩していると、足元でモゾモゾ動いているものを発見!
なんじゃ??
お!子亀ですね。フー、あぶねぇ。踏まなくて良かった。
あまりの可愛さに、一瞬「連れて帰ろうか」と思いましたが、飼い方がイマイチ分からないし、ウチに来ても幸せにはなれないと思うので、記念写真だけ撮らせてもらって「気をつけてなぁー」と言って、別れました。
(あいつ元気でやってるかなぁ?)
実はこの「鳥屋野潟」、春先には「桜の名所」でもあります。
花を観ながらのボートもいいなぁ。。。
南側にある大きな公園の周辺には、遊歩道もあり、安心して散歩できます。
早朝は人も少なく、こんな感じで桜のトンネルも漫喫できます。
湖の対岸も見てみましょう。
北側の畔(県立図書館付近)の桜も、イイですねぇ。
実は、この「鳥屋野潟」は、海抜が「-2.5m」と言う低地にあり、この周辺の居住地は、ほぼ海抜ゼロメートル地帯です。
昔は、「100㎜/h」程度の大雨が降った際に、新潟駅周辺の半径数キロに渡り冠水してしまったこともあり、この潟も時代と共に強制排水能力が上がっています。
低地のため自力で流れを作れないため、潟の西側に「排水機」と呼ばれる、1秒間に100t(トン)の水を隣の「信濃川」排水することで、この潟の水質を保ちつつ大雨時冠水を防止しています。(将来的には、180t/秒の能力に増強するようです。
このおかげで、50年前は汚泥と悪臭だった潟も、2002年には初めて「環境基本法の水質基準」を達成することができ、周囲の住民も安心して生活できるようになりなりました。
新潟市の中心部には、子供達が安心して遊べる公園も少ないので、せめてこの「鳥屋野潟」周辺の公園や遊歩道は、将来的にもきれいなままで残して行って欲しいものであります。
さて、今回の「新潟散歩」シリーズは、この辺でお開きにしたいと思います。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。🌸✨