皆さん、こんばんは。おはようございます。こんにちは。
かさぼぅです。
さてさて、やってまいりました!
もはや「誰得?」のコーナー。
『♪かさぼぅの優しい音楽の時間♪』
今日は「6時間目」ですよー。
えー、前回の「5時間目」は「ト音」と「ヘ音」について勉強をしましたね。
みんな、覚えているかなぁ!?w
( ↓ 詳しくはこちら! )
www.kasabow.com
そして、6時間目の今回は「発想用語」についての授業です!
はいはい良く見ておいてねぇ。ここテストに出ますよ~。(w
大人数で演奏することが前提の「吹奏楽」や「オーケストラ」の世界では、結構重要な用語になります。
今までの授業で取り上げた、音の「強弱」や「テンポ」だけでは、音楽を表現しきれません。
そこで「発想用語」が登場します。
この「発想用語」とは、作曲者が演奏者に対して「ここはこのような気持ちで演奏して下さい」と伝えている(指示している)用語(記号)です。
そしてそれは、楽譜上に直接記載されています。
一番有名な「発想用語」は、きっとこれですね!
どこかで聞いたことありませんか?
そうです、「のだめカンタービレ」ですよね!
私の知る限り、漫画(アニメ)の世界で初めて「オーケストラ」が表舞台に立った作品だと思います。
そして、「のだめ」のキャラクターは、まさに「カンタービレ」であり、作者やスタッフのセンスが素晴らしいと思っていました。
え~、本題に戻りまして。^_^;
この「発想用語」が楽譜上に記載されていたら、どんな楽器であれ、「歌うように」演奏しなければなりません。
ただ、「歌うように」の感覚は、100人いたら100人とも違うと思いますので、あくまでもこの「発想用語」は補助的に、大勢の意識(ベクトル)をある程度合わせるための基本であり、実際の表現は「指揮者」にゆだねることになります。
では、その他には、どのような「発想用語」があるのでしょうか。
私が音楽をやっていた頃、実際に良く(吹奏楽やオーケストラで)出てきた「発想用語」を列挙してみますね。
音楽経験がある方であれば、おそらく良く見る「発想用語」(発想記号)だと思います。
あ、ちなみにこの「発想用語」って、何語だと思いますか?
はい、「イタリア語」なのです。
え、イタリア語って?
そうなんです、「ドレミファソラシ」の読み方が、イタリア語でしたね。
( ↓ 詳しくはこちら! )
面白いですねぇ。
という事は、実際は「イタリア語」と「ドイツ語」がメインで音楽が成り立っている感じですね。(笑
そしてこの「発想用語」ですが、実際にはもっとたくさんの種類があります。
その一部を上げてみましょう!
もう、「わけワカメ!?」ですね。
ここまで来ると、シロートの私では実際の演奏でも見たとこがありません。
(いや、実際あっても理解していなかった可能性もあるな・・・汗)
最後に、「発想用語」の応用編を少し勉強しましょう!
これは、私が以前実際に、振ったり吹いたりしたことのある楽譜上の「発想用語」標記です。
「vivace con fuoco」
と記載されています。これが作曲者の意図です。
でも、上記で説明した中には、この「vivace con fuoco」って、ありませんよね。
一番近いものが、上記の「vivace(ビバーチェ)」であり、意味は「元気に俊敏に」でしたね。
実際には、上記の基本的な「発想用語」に、さらに表現が加えられることも多いのです。
そしてこの「vivace con fuoco」は、「ビバーチェ・コン・フォーコ」と読みます。
「con fuoco」も発想(曲想)用語の一つで「情熱をもって」「火のように」という意味があります。
なので、この2つが合わさると…。
「火のように活発に速く」と言ったところでしょうか。
だとすれば、演奏者は「情熱的かつ生き生きと、そしてテンポは速く」を心掛けてなければなりませんね。(笑
ただ、全ての「発想用語」を覚えるのは無理に近いですね。
それでも昔から考えたら、楽典の黄色本が無くてもググればある程度理解できる世の中になったのは、素晴らしいことだと思います。
そして一番大事なのは、その曲を作る指揮者に委ねる姿勢ですので、自分が奏者の立場であれば、不明な点は「指揮者」(またはパートのリーダ)に確認するのが良いです。
また逆に、難しい表現であれば、指揮者が演奏者に対して「具体的に演奏・表現の方法を明示する」ことが必要だと思います。
さてさて、今回の「発想用語」の解説、ちょっと難しかったですかね。それとなくでも、お分かりいただけたのであれば幸いです。
ではでは、本日も最後までお付き合いいただき、大変ありがとうございました。🎵✨