皆さん、こんばんは。おはようございます。こんにちは。
バレンタインデーとは全く無縁! 今日も寂しく出張先ホテル暮らしの、かさぼぅです。
♪ギブミーチョコレート♪
・・・言うほど甘いものを食べませんが(笑
さてさて、だいぶご無沙汰しておりました鉄道アーカイブ!
今回は、すでに消滅してしまった名列車、「急行はまなす」です!
ではでは、早速まいりましょう。
時は、2015年の年始早々(1月)です。
ここは、始発の「青森駅」。
雪国の夜行列車って、味があってイイですよね。
乗車当日は大変ラッキーなことに、 牽引の電気機関車「ED79」の重連(同じ機関車が2両連結)されている日でした!!
そして牽引される側の客車は「ブルー」で統一されています。
このような列車は「ブルートレイン」と称させることが多いのですが、この列車は厳密に言うと「ブルートレイン」ではなく「夜行急行列車」になります。
(←なんで? これは最後に解説します!
牽引してくれる電気機関車です。
「ED79型」電気機関車では、7番目に製造されたものですので、この形式のなかでも古参の類です。
そして、急行列車なのですが、ブルートレインと同様に立派な「ヘッドマーク」(列車の名称・愛称等を列車のエンブレムとして掲示するマーク)も堂々と掲げられています。
この「夜行急行はまなす」の行き先は「札幌」です。
青函トンネルを経て、北海道の首都まで寝ながら移動できた、大変利便性の高い列車です。
ちなみに、こちらは「テールマーク」です。
ヘッドマークの逆で、列車の最後尾で、やはりその列車の称号を誇らしげに表示しています。
こちらは、出発間近の青森駅3番ホーム。真っ白い雪に、青い車体の客車が映えます。(ばえます、じゃないです。はえます、です!w
スハネフ=寝台客車でしたね!
急行列車ですが、開放タイプのB寝台客車が編成に入っています。
オハ=普通客車ですね。
はい、こんな感じの普通座席の自由席車両です。
(簡易リクライニングシート構造にはなっています)
そしてこちらは「ドリームカー」と言う愛称を持つ「指定席客車」です。自由席と比べるとシートの快適さは見て分かるレベルであり、リクライニングの角度もかなり深いので、旅慣れた方はこのシートでも十分寝ることができます。
この車両の隅には、「スナックコーナ」と呼ばれるフリー区画があるので、寝付けない時や仲間との旅では、ここで飲食しながら旅を楽しむことも出来るのです。
そしてこの車両は、私がこの旅の時に使ったものです。
絨緞敷きの個別指定区画に、枕と掛け布団が付いています。
こんなにゆっくりのびのびできる車両なのに、運賃+急行料金+普通指定料金だけで利用出来るのです。(急行列車の指定席に座るのと同じ値段で寝ながら快適に移動できるのです!)
そして、階段がありますね・・・。
今回の私の区画は、この階段を使い・・・。
この上にあるのですねぇ。
はい!ここ!!
もう、個室みたいなもんです。
隣の人と触れ合うこともなく、完全に一人で専有できるスペースです。
(まぁ、階段の反対側の人とは、足側同士で向き合うことにはなりますが、下に比べたら全然気になりません)
ちゃんとハンガーもあり、枕側に荷物を置けば安心且つ足元もゆったり!
そして、特筆すべき最大のポイント!
ちょっと分かりにくい写真ですが「電気カーペット」になっているのです。
もちろん車内暖房も付いていますので、このカーペット&枕&掛け布団で、超快適な個室ベットになっているのです。👍
いや〜、これは本当に快適に移動できました。
明け方に、不意な列車のブレーキG(重力)を感じてウトウト目を覚ませば、車内放送でなにやら自然生息の鹿と衝突したとか、なんとか。
でも北海道ではよくあることらしいですね。
臨時停車時間もそこそこに、再び発車です。
そして、二度寝のあとは、もう終点です。
ここは終点の札幌駅!
青森で牽引していた電気機関車は、青函トンネルを抜けた後「函館」で、このディーゼル機関車「DD51」にバトンタッチしたようです。
DD51機関車の側面です。
かつては「北斗星」なども牽引したため、このようなカラーリングになっているようですね。これはこれで、とてもカッコイイです。
なんか、ED79の重連といい、DD51の寝台特急牽引カラーと言い、それだけでとても得した気分です!!
ディーゼル機関車に引かれる14系客車も、大変趣があります。
そして、これが私が乗ってきた車両「のびのびカーペット」車両です。(たしかそんな名前だった気がする・・💧)
あ、最後に、これがなぜ「ブルートレイン」と呼ばれないか、についてですが、ブルートレイの定義としてすべての客車が「寝台付き車両」であることとだったと記憶しています。
このため、この「急行はまなす」の様に、寝台車両が付いていても他に「普通自由座席」・「普通指定座席」・「のびのび指定座席」などの寝台以外の普通客車が編成に入っていると「ブルートレイン」とは呼べないようなのです。
まぁ、見た目は完全にブルートレインなんですけどね。(笑
兎にも角にも、無事に札幌に到着です。
この列車も引退前に、しかも一番乗ってみたかった格安快適車両で旅が出来で、本当に良かったですし、大変思い出に残りました。
ではでは、本日の鉄道アーカイブ「夜行急行はまなす」は、この辺でお開きにしたいと思います。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。🚋✨