皆さん、こんばんは。おはようございます。こんにちは。
かさぼぅです。
さて、今回の旅の思い出は「島根編」です。
そして先週の予告通り、島根そのものをご紹介できる内容ではございません！
(｀･ω･´) ｷﾘｯ
では早速。。。
松江駅ですね。
出雲地方にあって、松江城なども有名ですね！
でも、今回の目的は、そこではありません。
じゃ、出雲大社？
いえいえ、違います。。。
ではなぜ、島根まで行ったのか？
はい、カンの鋭い読者の皆様ならお気付きのことと思いますが。。。
そうそう、これこれ！！
これに乗りたかったんじゃぁぁぁ。（笑
国鉄形381系の「特急やくも」号です。
（撮影時は、前回と同じく2013年の正月明けです）
そして、山間部と言えば・・・。
そうですね、前回の「スーパーはくと」と同じ「振り子」の原理を用いた列車なのであります。
この当時のやくも号は「ゆったりやくも」と言う愛称？を持っていました。
国鉄形で窮屈な座席と水回りの古さを改造しています。
まず座席を683系（サンダーバード等）と同等型のものへ交換し、和式トイレの洋式化や女性用トイレ、男性小用トイレの設置、喫煙室の設置、塗装変更などが主な改造ポイントでした。
シートが683系レベルになるだけで、座り心地はかなり快適なはずなのですが、一筋縄では行きません。
なぜなら・・・。
列車の台車と車両の間（足・腰の部分）の「振り子機構」が、かなり旧式で今ではもう殆ど存在しない「自然式振り子」を採用していたため、とにかくカーブに差し掛かった時の車両の傾き方が「不自然」で、そんな傾きを持ったまま高速で山間部を右に左にとカーブしていくために「揺れ」も相まって、正直山間部は車両内を歩くのも大変な感じです。（笑
でも、この時に乗ったのは、幸か不幸か「グリーン車」だったのです！！
１×２の「３列シート」で、座り心地は最高です。
普段は貧乏旅行なので、特急のグリーン車なんてとんでもない話なのですが、正月明けだったこともあり、山陽地方に向かう乗客が多かったのでしょうね。指定席が全くとれず、みどりの窓口で対応して下さった方が「あ、グリーン車いに１席だけ空きがでました」と教えてくれました。
一瞬悩んだのですが、グリーン車を含めた指定席に空きが無いという事は、途中駅からの乗車で「自由席」の光景を思い浮かべれば、それはまさに・・・「地獄絵図ｗ」。
この時ばかりは躊躇せず「それで、おなしゃす！」で、めでたく席をゲット。。。。
はい、回想シーンから戻り、やくもの車内です。
やはり、満席状態ですね。でも１席側だし、ゆっくりできて良かった～♪
と思いながら、岡山を目指して行きます。
しかし、やはりカーブ区間は「快適」とは言えず、なんとも言えない「不自然な感覚」が付きまといます。
分かり易く言うと、真冬に佐渡に仕事に行く時に「カーフェリー」に乗り、その日の海上が強めの時化（しけ）だった時に、３Ｄ的に揺れる感じ？とでも言いましょうか。（←全然分かり易くないやん！
要するに、予想不能な傾きや揺れがあるので、三半規管が付いて行かない感じです。
言うても、乗り物にはめっぽう強く、時化のフェリーでも船酔いすらしない ”かさぼぅ” ですが、山陽線に入る前にはかなり「みぞおち」の辺りの違和感がヤヴァかったです。（冷汗💧
よくよくググってみれば、この列車、「ゆったりやくも」ならず「ぐったリはくも」と揶揄されてるではありませんか！
あー、なんか理由分かったわ。（笑
「スーパーはくと」の方が名前的にはキテいるのに、全然感じなかった感覚を、この「やくも」で体感できたのも、特筆すべきことでしょう。
恐らく、私の鉄道乗車経験の中で、マジで「ｷﾓﾁﾜﾘｰ」の寸前まで体験できたのは、唯一この列車だけです。
もう車両も新しくなり「機械式振り子」を搭載してると思いますので、それを思えばある意味貴重な経験が出来ましたし、今でも忘れない良い思い出です。
知らないことを知るって、楽しいですよねぇ～！(≧◇≦)
そして、岡山から新大阪までの新幹線も、当然「指定」など取れずはずもなく、超イモ洗い状態の自由席で大阪まで戻りましたとさ。。。。
おーしまい！
