皆さん、こんばんは。おはようございます。こんにちは。
クラシック音楽もたまにはイイですよね♪✨ かさぼぅ♪です。
さてさて、気まぐれにやって来るこのコーナー。
『♪かさぼぅの優しい音楽の時間♪』
今回は、オーケストラの花形楽器「ヴァイオリン」にスポットを当ててみたいと思います。
(前回いつだよぉ・・・💧)
♪ 演奏方法
まず、ヴァイオリンの演奏方法についてです。
上の写真が、演奏者から見たヴァイオリンの見え方とすると、首の部分でヴァイオリンの尾を挟んで固定し、左手で弦を操作し、右手は弓を弦の上に滑らせて演奏する奏法になります。
♪ 弦の種類と音
もう少しアップで見てみましょう。
写真の通り、ヴァイオリンの弦は4本です。
4本の弦は、それぞれの呼び方(名称)と、発する音の違いあります。
分かり易く表にすると、以下の通りです。
写真の楽器は弦の付け根に色付きの糸が巻いてありますが、奏者から見て一番左側の弦(黄糸)が一番太くなっていて、「4弦」と言います。
それぞれの弦は太さが異なり、右橋の一番細い弦(紫糸)が「1弦」、右から二番目の中細弦(青糸)が「2弦」。右から三番目の中太弦(緑糸)が「3弦」になります。
それぞの弦には音階名称があり、弦を抑えない状態で弓で音を鳴らしたときに出る音も異なります。(↓左側から)
・4弦 = G線(ゲーせん) = ピアノの「ソ」の音
・3弦 = D線(デーせん) = ピアノの「レ」の音
・2弦 = A線(アーせん) = ピアノの「ラ」の音
・1弦 = E線(エーせん) = ピアノの「ミ」の音
♪ チューニング弦とチューニングの方法
演奏を始める前に、オーケストラの全ての演奏者の楽器のピッチ(音程)を揃えるために、「チューニング」を行います。
オーケストラの場合、チューニングの音は「A(アー)」です。
フルオーケストラの場合、最初にこの音を「オーボエ」が吹き、その他の各楽器の奏者はオーボエの「A(アー)」の音を聴きながら、自分の楽器のピッチを合わせます。
ヴァイオリン奏者は、まずその音にA線(2弦)を合わせます。
なぜ2弦を最初に合わせるかと言えば、「開放弦」でAの音が出るからです。
(左手で弦を押させていない状態でAの音が出るので、音程が乱れません)
次にA線(2弦)とD線(3弦)の開放弦を同時に弾いて、その和音の響き(完全5度の和音)を聞きながら、D線を合わせます。
和音の響きが合うと、音の波長の波が揃うので、しっくり来ますが、音が少しでもずれていると、正弦波の波がずれているような(波を打ったような)うなり音になるので、奏者はこれを聴きながら各弦のピッチを合わせる作業を行っていきます。
同じ要領でD線(3弦)とG線(4弦)、最後にA線(2弦)とE線(1弦)を合わせます。
慣れるとなんてことない作業ですが、細かいピッチの違いが分からない初心者の頃は結構難しいので、電子チューナーなとで事前にある程度ピッチを揃えておく必要があるかもしれません。
ちなみに、色々なシチュエーションで合同チューニングに参加できない場合や、個人練習などでチューニングをしたい場合、音叉(おんさ)と言う器具?でチューニングを行います。
こんな感じの、U字形の金属の棒です。
このU字の棒の1方を、自分のモモなどに打ち付けることで、正確な「A(アー)」の音が発せられるので、上記と同じ要領でA線(2弦)から自分の耳だけを頼りに音を合わせます。
(音叉自体の音は極めて弱いため、柄の部分を耳に近付けたり歯でくわえたりとか、柄を共鳴しやすいものに触れさせ音を増幅させたりして使うこともあります)
ちょっと難しいように思えますが、音感の良い人や経験の長い人だと、秒でピッチを合わせて行くことが出来ます。
♪ 弦の名前の付いた曲
バッハ(=ヨハン・ゼバスティアン・バッハ)が作曲したの作品の中に「G線上のアリア」(ゲーせんじょうのアリア)と言う有名な楽曲があります。
日本では、「ジーせんじょうのアリア」と呼ばれることが多い曲ですね。
原曲名は、『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』第2曲「アリア(エール)」です。
このオーケストラ用の楽曲を、19世紀のヴァイオリニスト「アウグスト・ウィルヘルミ」がピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏のために編曲しました。
この編曲の際に、ニ長調からハ長調に移調したことから、バイオリンの「G線(4弦)のみで演奏することができる」ので、「G線上のアリア」と言う曲名が定着したようです。
どちらの曲もとてもステキなのですが、かさぼぅ的にはオーケストラ版の原曲の方が馴染みがあり大好きです。
小学生の頃から大好きなオケ曲(バロック)の1つで、この曲を聴くと心の底から落ち着いて、気持ちが安定するが分かります。
あ~、音楽編をやると、やっぱり長くなってしまいますねぇ。💦
さてさて、今回の「ヴァイオリン①」編ですが、今までの授業型式から少し離れて、ちょっと少し分かり易くしたつもりなのですが、いかがでしたでしょうか。
①ってことは、続編があるかもしれませんね。(笑
ではでは、本日も最後までお付き合いいただき、大変ありがとうございました。🎵✨